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2020年12月12日
歯科の自費診療(自由診療)は高い?

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歯科治療では、保険証を提出し一部負担金を支払う健康保険の適用内の「保険診療」と、健康保険の適用外の「自由診療」の2種類がありますね。保険診療では、国が7〜9割の費用を負担してくれるので、患者さんの負担が少ないのが特徴です。費用面だけで言うと、自由診療は相対的に高額になります。

では、何故費用が相対的に高い自由診療を受ける方が一定数いらっしゃるのかと言うと、自由診療の治療メニューに保険診療にはない様々なメリットや魅力があるからです。また長期的な視点に立つと、自由診療の方が費用面の負担が高いとも言い切れない部分もあります。

今回のブログ記事では、3つの要素に分けて自由診療の特徴をご説明いたします。

より自然で満足できる治療を受けることが出来る
例えば、大きなむし歯(C3-C4)などが原因で大部分を失った歯に対し、金属製の被せものを使用することがありますね。一般の方には銀歯と言うとイメージしやすいかもしれません。
金属製の被せものは白い歯列の中では色が大きく異なるので目立ってしまい、見た目が元の状態よりも悪くなってしまいます。
治療を受けるのであれば、出来るならば見た目も元の状態に戻ることを期待しますね。保険適用内では、金属製の被せものしか使えないケースでも、自費診療を活用すれば、歯に近い白さが特徴のジルコニクラウンなどを選ぶことが出来ます。色にはバリエーションがあり患者さんの歯の色に近いものを選ぶことが出来ますし、治療後の痛みや不快感を解消すると同時に自然な見た目の仕上がりなので、患者さんの満足度は相対的に高くなります。

身体への悪影響(為害作用)
上述の金属製の被せものには、金属故の問題が複数あります。
先ず、金属アレルギーをお持ちの方には顔・全身のアレルギー症状の原因となってしまう事が挙げられます。更に、口腔内に金属がある事で発生するガルバニー電流と呼ばれるものがあります。ガルバニー電流は頭痛や不眠などの原因となることがわかっています。
自由診療で用いる素材はセラミックやジルコニアなどの非金属なので、金属アレルギーやガルバニー電流のリスクがありません。口腔は体内ですので、より安心で安全な素材を用いる事が好ましいのです。

機能性の違いなど
例えば自由診療の被せものとしてお選びいただけるジルコニクラウンの場合、天然歯より硬いという特徴があり噛む力が強い方でも安心です。さらに、着色が少ないので、自然な色合いを長く保つことが出来ます。
また、三阪歯科医院では自由診療で用いる素材に3〜5年間の保証期間を設けています。当院にて定期健診を受診されており、適切な使用をいただける方が対象となります。
今回のブログ記事では、特に被せものに焦点を合わせ、保険診療と自由診療の様々な特徴や違いをご案内しました。より詳しい内容を「保険適用内の詰め物・被せものと自費負担の違い」ページにてご案内しています。是非ご覧ください。